Windows11のシステム要件を満たさない旧い環境を再利用できる「Tiny11」 -2

旧い環境でもインストールできてしかも快適、と評判の「Tiny11」をインストールするということで、早速インストールの準備に取り掛かろうと思います。必要なものは

  • 「Tiny11」のISOファイル
  • ブータブルUSBメモリ作成「Rufus」
  • 4GB(程度)のUSBフラッシュメモリ

となります。「Tiny11」のISOファイル、「Rufus」は公式サイトよりダウンロードできます。ISOファイルともども、Rufusも実行ファイル単体でダウンロードできますのですぐに使い始められます。あとは(データが消えても問題ない)USBフラッシュメモリを接続したら、Rufusを起動します。

「Rufus」に「Tiny11」を読み込ませた状態。
「Rufus」に「Tiny11」を読み込ませた状態。

細かい使用方法は直感的に分かるかもしれませんが、画面は以下の通りです。「デバイス」には、接続したUSBフラッシュメモリが選ばれていれば大丈夫です。念のためプルダウンから、当該のメモリを選んでおきましょう。次に「選択」ボタンを押してISOファイルを選ぶと、その以下の項目が自動的に埋まるのではないでしょうか。この際、あまりに旧い環境にインストールする際、UEFIに対応していない可能性があります(今回はそうでした)。その場合は、以下の通りに設定を変更します。

「Rufus」の設定を旧い環境向けに変更した状態。
「Rufus」の設定を旧い環境向けに変更した状態。

「パーティション構成」を「MBR」に、「ターゲットシステム」を「BIOS(またはUEFI-CSM)」に変更しました。あとは「スタート」を押して、指示に従えば起動メモリの作成が開始されます。

この起動メモリを用いたインストール時には多くのデバイスドライバがWindows11同様にインストールされますが、幾つか省かれた重要な機能に、webブラウザがあります。インストール直後、特段準備をしていなかったら、webブラウザがないため様々なアプリを拾いに行くこともままならない状況に陥ります。コマンドラインからの操作も可能なのですが、ここは素直に、Google Chromeのダウンロードページから「ChromeSetup.exe」をダウンロードして、そっと作成が完了した起動メモリにコピーしておくと幸せになります。

これで準備はできました。あとはWindows11と同様にインストールするだけです。