最低限の機能を網羅した無料の動画編集ソフト「VideoProc Vlogger」(Digiarty)をどう使うか
職場でも自宅でもAdobe製品を使うにあたって、ネットに接続できないときのストレスは格別です。いつの頃からかマシンパワーだけではなく、ネットリソースも好き放題に使ってくれるので、代替ソフトで出来るちょっとした作業のたびに「深刻なAdobe離れ」が起きています。
そんな中で顕著にAdobe離れを感じるのが動画編集です。簡単に動画を繋げる、文字を入れる、など「Premiere Pro」を使うまでもない作業ばかりなので、これまでも無料で使える代替ソフトを試していました。以前はよく「Lightworks」を使っていましたが、720pの解像度までの出力という制限があり断念しました。その他「DaVinci Resolve」はハード要件を満たさない旧いPCでは使えずやはり諦めました。そんなこんなで、今は同じく無料ソフトの「VideoProc Vlogger」を使っています。
最低限の動画編集という定義が人によってまちまちですが、個人的には以下をその定義として考えています。
- 複数の動画ファイルを繋げられる。
- 動画を繋げる箇所に効果を加えられる。
- 動画ファイルの余計な個所を取り除く。
- 音声ファイルを追加できる。
- 再生速度を変えられる。
- 文字や画像を加えられる。
あとは見た目やレイアウトがデフォルト時に今どきの動画編集ソフト然としていれば言うことありません。この見た目の時点で、「AviUtl」は候補から外れます。逆に出来なくていい機能もあります。
- プラグインによる機能強化。
- クラウドや他プラットフォームとの連携。
- 必要に鳴ったころには動画サイトやサービスへのアップロード支援や対応。
この辺りは、必要になる頃には別途有料ソフトを導入すると想定して先送りにしました。
そのような経緯で無料動画編集ソフトを漁ってみたのですが、正直似たようなものは多く、またどれも必要な機能を有しているため決め手に欠け、はっきり言って好みや第一印象などで選べばいいと思いました。実際この「VideoProc Vlogger」を提供している「Digiarty」という会社は、DVDリッピングソフトの「WinX DVD」や、Youtubeの動画ファイルをローカルに保存する「WinX YouTube Downloader」など、あまり一般的な層が必要としないソフトを提供しているものの、結構前から目に機会が多い会社で、どうせなら長く使えるソフトが良いのではないかという漠然とした思い付きから使い始めた次第です。
そんな訳で、機会があればこのソフトの使い勝手を紹介してみると思います。