still dark(監督:髙橋雄祐)を見たら本当にナポリタンが食べたくなるのでしょうか? ※ネタバレあり

邦画をあまり見ないせいか、レンタルやAmazonで探していても邦画と分かるとすぐタブを閉じてしまいがちなのですが、珍しくそのまま観ようと思ったのがこの作品、「still dark」です。40分という上映時間もあり、すぐに見終わることが出来るだろうという点も気軽に視聴するきっかけになりました。

一応視聴前にネタバレにならない程度なら、と幾つかのサイトのレビューを見たのですが、「ナポリタンがおいしそう」という類のコメントが多かったことに引っ掛かりました。というのも、Amazonのサムネイルも、予告動画も、暗めの絵で映り込むナポリタンは正直、特段美味しそうには感じなかったと記憶しています。それでも空腹のせいか気の迷いか、そのおいしそうなナポリタンを見てみたい、と思ってそこまでの期待もせず再生し始めました。

かんたんなストーリーは、全盲の主人公ユウキが、いつも使う通りにあるレストランのナポリタンの味に魅せられて、アルバイト見習いを頼み込むというもの。幾分ぶっきらぼうで癖の強そうな店長と、人懐っこいバイト仲間のケンタと共に、慣れない仕事と、ナポリタンを作れるようになれと課せされた一か月後の採用テストに向けて頑張るという流れで物語は進んでいきます。

※ここからネタバレあり。